2015年7月1日水曜日

紫波町立図書館(岩手県紫波町)

盛岡方面に行く機会があり、紫波町に立ち寄る事が出来たので町立図書館とオガールプロジェクトの感想をまとめてみたい。

岩手県紫波町、JR紫波中央駅からほど近いオガールプラザの一角に町立図書館が置かれている。オガールプロジェクトは町役所、ホテル、マルシェ、飲食店の他に岩手県フットボールセンター、パーク&ライド対応駐車場から住宅地エリアまでが含まれている。

図書館は入り口すぐの所に児童書コーナーが配置されていて、相当な面積を割り当てている。図書館のカウンター兼事務所スペースも入り口近くに設けられていて、図書館の人の目が届きやすい場所に意図的に置いている事が分かる。
文学と児童書は同程度の比率を置いているように見受けられたが、市町村立図書館の傾向としては一般的ですが、この点を軽視する自治体もまれにあるのでよく見ておくべき所でしょう。
郷土資料コーナーも充実しており、紫波町の事を調べたい方が情報を得る起点になりうる施設ではないかと思った。
様々な切り口で本の提案を行うディスプレイが為されている。翻訳小説ではTwitter文学賞1位の「愉楽」、日本翻訳大賞に選ばれた「エウロペアナ」が置かれていたのも中々のもの。
排架は従来の日本十進分類法(NDC)による分類の他にビジネスなど目的・用途別の棚も見受けられた。当たり前の話ですが、図書分類法と実際の排架は別の話なのでごく普通の対応だと思います。

オガールプロジェクト棟の一角には地元産品が並ぶマルシェがあったのですが、お昼頃でしたが大変盛況。ジャガイモのフリットなどを販売するお店でホットサンドのランチパックを購入。(ドリンク付きで500円)サンドも良かったのですが、付け合わせの揚げたてのジャガイモのフリットも大変美味でした。お勧めの一品。

駐車場はオガールの施設利用者向けの無料駐車場と有料駐車場に別れる。無料駐車場が一杯だったので有料駐車場に入ったのですが、こちらは一定時間無料。規模はこちらの方が大幅に広くなっていますが、施設や駅に近い区画はほぼ満車。企画意図が当たっている証拠として見る事が出来ると思う。

実際に行ってみて分かった事は立地の良さ。県庁所在地である盛岡市からはさほど離れておらず、東北を縦断するJR東北本線と主要幹線道である国道4号線が通っている点はプラス要素だったであろうと思う。この点は実際に行ってみないとピンと来ない所だった。


5年後、10年後どのようになっているか見てみたい場所が増えました。